うみねこセルフリノベで理想のお家づくりを楽しむ《うみねこ》です。
基本的にはプロに頼らずセルフリノベをモットーとして作業してましたが、今回唯一お金をかけてプロに依頼したスケルトン階段の新設。見積りした料金からどのように価格交渉したのか、最終的にいくらかかったのか。今回はスケルトン階段新設にまつわるお金の話をまとめてみました。


工事の内容は大きく分けて2つ
今回のリフォーム内容として、作業は大きく2つ。
ひとつ目は既存のまわり階段を解体して、1階と2階を区切る床を作ること。ふたつ目はリビングの吹き抜け部分に新たにスケルトン階段を作ること、です。
これまでのブログでも書いてましたが、毎日上り下りする階段は安全第一。やるならプロに依頼するしかないと思っていたのですが、ここでひとつ疑問が。



リフォームの業者ってどうやって探すんだ?
リフォーム業者探しではじめにやったこと
今回は関東から関西方面への移住ということもあり、あまり情報がないなか、まずはネットで「関西/○○(居住エリア)/ リフォーム」などで検索しました。
……ところが、上位に表示されるのは大手のリフォーム業者や、なんとなく“うさんくさい”会社ばかり。
あまたのリフォーム業者から、みんなどうやって探してるんだ?と本気で悩みました。
そこでちょっと考え方を変えて「スケルトン階段を施工している事例はないか?」と施工内容で検索してみることにしました。心のどこかで「もしかしたら自分でつけれるかも?」と思っていたので、ワンチャン自分で施工している人がいれば……っていう狙いもあってのことでしたが、これが思いのほか大正解でした(笑)。
まさに理想!大工がスケルトン階段を施工している動画を発見
そうやって検索していると、ひとつの会社の動画が目にとまりました。
個人のお宅にスケルトン階段を施工している様子が紹介されている……まさに私がやってもらいたい工事内容でした。
調べてみると他にも壁紙の貼り換えやトイレの便器交換などの動画がアップされており、動画の感じからお堅い会社ではなく関西ならではのアットホームな雰囲気が伝わってきました。
じつは私、こういういい会社を探す嗅覚は非常に鋭いというか。いわゆる大手の会社ではなく、地元で地域密着でやってます!みたいな、いわゆる“当たり”の企業を見つけてくる才能があるんです。
今回も私のセンサーがビビッと反応して「あ、この会社にお願いしよう!」となりました。



少なくともぼったくりに合うことはなさそうだ。
はじめての見積りは予算を30万近くオーバー
今回、階段を新設するにあたり、あらかじめネットの情報である程度の予算は調べていました。
階段の種類にもよりますが、階段のリフォームは解体と新設含めて100万円ぐらい。しかも壁紙やフロアシートなど、全体の仕上げは自分でやる予定だったのでそこらへん差っ引いたら、もしかして100万切っちゃうんじゃない?と淡い期待もありましたが、まぁリアルな予算としては150万ぐらいでしょう。
いけるよね? 150万円ならさすがにね?
そんな期待を裏切るかのように、現地調査を終え、1週間ほどで送られてきた見積がこちら。


はい、税込みで187万円。
しっかり30万円ほどオーバーしております(涙)。
やっぱり大部分を占めるのは階段の新設
180万円の見積のうち、大部分を占めているのが新設する階段の価格。取り付け工事費を除いた本体価格だけで、100万円ぐらいになる計算でした。
しかもこの100万円のうち、システム階段(階段本体)の値段は51万円ほど。残りの約41万円は、なんと手摺の値段というからさらにびっくりしました。
担当者に聞いたところ、スケルトン階段は選べる手摺の種類が少ないうえ、新たに設置する2階の踊り場部分にも落下防止の手摺を延長してつけなければならないため、通常よりも費用がかかってしまうとこのことでした。


想定外の補強工事が追い打ちに
解体と階段の新設に関しては、事前調査である程度費用感を予想できましたが、今回もうひとつ誤算だったのが、下地の補強です。
というのも、本来2階の渡り廊下として作られている場所にあとから階段を取り付けようと思ったら、今ある下地では強度が足りず……。この辺の補強工事にも数十万かかってしまうとのことだったです。
これは、大誤算!


「自分でやれることは自分でやる」と再度見積もりを依頼
100万円以上のやりとりになると、数十万単位がないがしろにされがちですが、冷静になって考えると予算オーバーした30万円ってヤバい。
30万円あったら長年の夢だったペレットストーブも買えるし、高級旅館にも泊まれる。美味しいものもたくさん食べられて、たぶん糸リフトもできる。
ここで気弱になって「お願いします」なんて言ったら、後々絶対に後悔する。
そうおもって、思い切って担当者に「150万円が予算でして、なんとかしてもらえませんか?」とお願いしてみることにしました。
ちなみに今回担当してくださった方は女性なのですが、とっても優しいお姉さんで、セルフリノベにもすごく理解を示してくれてました。
なのでやみくもに「まけてくれよー!」とお願いしたわけでなく、「自分でやれることは自分でやります」と交渉したのです。
いや、業者さんや大工さんからしたら、とってもめんどくさいお客さんだと思いますよ。
「下地まででOKです」なんて。
「うちはセット(一式)でしか作業しできません」と断られてしまうことも覚悟してましたが、幸いほんとうに親身になって考えてくれる担当者さんでしたので、2度目の見積りを出していただけることになりました。
180万円から約20万円の減額に成功
1度目の見積りからさらに1週間後、担当者から2度目の見積りが届きました。
恐る恐る内容を確認してみると、予算の150万には届かなかったものの、税抜きで総額153万円と当初の見積りより20万円ほどお安くなっていました。
見積書のダウンロード期限がきれており、実物は残ってなかったのですが、解体後下地工事の2階床造作でマイナス10万ほど、システム階段と手摺を実寸で細かく計算しなおしてもらって余分なものを削ってもらってマイナス5万ぐらい。
そのほか仕上げ部分(パテ埋め、壁紙、巾木など)でマイナス5万ぐらいで、なんとか20万円の減額に成功した感じです。
多少予算オーバーはしましたが、物件価格と合わせても、2000万円でおつりがくるぐらい。
中古物件を好きにカスタムできて、このお値段なら全然ありでしょ!と、2度目の見積り内容で正式に契約を進めることになりました。
いいリフォーム業者は追加料金もトラブルもなし


今回は現地調査にきていただいた10月中旬から入居直前の11月末までのお付き合いでしたが、結果的にトラブルもなく、とってもいい業者さんでした。
工事中もなかなか現地へいけない私のために、LINEで写真を送ってくれたり、リフォームが終わった今でも定期的にアフターフォローのお手紙を送ってくださいます。
リフォーム業者さんはあたりハズレが多いといいますが、こういう“優良企業”はまじで貴重。
こちらではあえて企業名伏せさせていただきますが、関西でリフォーム業者さん探しているという方、お問い合わせいただければ個別にお伝えしますので、ぜひご相談ください。
(先方からは1円ももらえませんが、リフォーム業者探しはほんと骨が折れるので、選択肢のひとつになるのであれば…笑)
ということで、スケルトン階段のおかげでお部屋の雰囲気もQOLも爆上がり。
160万円もかけてしまいましたが、結果としは大満足。確実にやってよかったリフォームでした!












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