スロップシンクを設置するとき、迷うポイントのひとつが「お湯まで使えるようにするか」ではないでしょうか。
泥汚れを洗うだけなら水で十分そうですし、給湯まで引くとなれば、その分費用や工事も増えます。
実はわが家もスロップシンクを設置しましたが、約3年使った今の結論は、「わが家の場合、お湯は絶対にあった方がいい」です。
というより、実際にはスロップシンクを使うときはほぼ毎回お湯を出しています。
特に出番が多いのが、小学生の息子の上履きや習い事の靴、サッカー用品。さらにキャンプ用品や夫の趣味であるシクロクロス用品など、「そのまま洗濯機に入れるのはちょっと……」と思う汚れ物を洗う場所として大活躍しています。
この記事では、実際にお湯が使えるスロップシンクを3年近く使っているわが家が、なぜ水だけではなく混合水栓にしてよかったと感じているのかを紹介します。
スロップシンクにお湯は必要?わが家の結論は「必要」
先に結論をいうと、スロップシンクにお湯が必要かどうかは、「そこで何を洗うのか」によって大きく変わると思います。
庭仕事で使った道具をサッと流したり、泥を軽く落としたりする程度なら、水だけでも十分かもしれません。
一方、わが家の主な用途は靴や衣類などのしっかり洗いたいものです。
そのため、単に汚れを流せればいいのではなく、つけ置きをしたり、ブラシでこすったりして「できるだけきれいにする」ことが目的。
そう考えると、わが家にとってお湯が使えることは、スロップシンクの使い勝手を大きく左右するポイントでした。
スロップシンクにお湯を付けてよかった理由
お湯を付けてよかった理由はいくつかありますが、一番は汚れ物をしっかり洗いやすいことです。

オキシ漬けがお湯を運ばずその場でできる
わが家では、汚れがひどいものをオキシクリーンでつけ置きしてから洗うことがよくあります。
オキシクリーン公式でも、「オキシ漬け」は40~60℃のお湯にオキシクリーンを溶かして使用する方法が案内されています。
そのため、スロップシンクから直接お湯を出せると、わざわざ別の場所からお湯を運んでくる必要がありません。
つけ置きして、そのままブラシで洗って、最後にすすぐ。
汚れ物を洗う一連の作業をスロップシンクだけで完結できるのが、とても便利です。
※オキシクリーンを使用する際は、洗うものの素材や洗濯表示、商品記載の使用上の注意を確認してください。
小学生の上履きや習い事の靴をしっかり洗える
わが家でスロップシンクの出番が一番多いのが、小学生の息子の靴です。
上履きはもちろん、習い事で使った靴など、とにかくすぐに汚れます。
しかも男の子の靴、汚れだけではなくニオイもなかなかのもの……。
そんな靴をスロップシンクに入れて、必要に応じてつけ置きしてからブラシでゴシゴシ洗っています。
洗面台だと「ここで顔も洗うのにな……」と少し抵抗がありますが、汚れ物を洗うためのスロップシンクなら気兼ねなく洗えるのもメリットです。
ちなみに洗ったあとは、アイリスオーヤマの靴乾燥機へ。
「スロップシンクで洗う → 靴乾燥機で乾かす」は、今ではわが家になくてはならない組み合わせになっています。
サッカー用品の予洗いにも便利
もうひとつ出番が多いのが、息子のサッカー用品です。
ユニフォームも洗いますが、特に気になるのが靴下。
土や砂が付いたままの靴下を、そのままほかの洗濯物と一緒に洗濯機へ入れるのは少し抵抗があります。
そんなときも、まずスロップシンクで予洗い。
汚れがひどければつけ置きして、ある程度きれいにしてから洗濯機へ入れています。
子どもがスポーツをしている家庭なら、「洗濯機に入れる前の予洗い場所」としてスロップシンクがあるだけでもかなり便利だと思います。
キャンプ用品など大きなものもつけ置きしやすい
靴やサッカー用品以外では、キャンプ用品を洗うこともあります。
寝具のカバーや収納袋など、普段の洗面台では少し扱いにくいものも、深さのあるスロップシンクならまとめてつけ置きしやすいです。
ほかにも、わが家では夫が冬を中心に行われるシクロクロスという自転車競技をしているため、泥の付いたウェアや用品を洗うことがあります。
こうして考えると、わが家のスロップシンクは完全に汚れを落とす場所というよりは、洗濯機へ入れる前の汚れ物専用の洗い場に近いのかもしれません。
冬に使うなら「お湯が出る」メリットはさらに大きい
お湯のメリットは汚れ落ちだけではありません。
上履きやスポーツ用品は、つけ置きしたあとにブラシを使ってしばらくゴシゴシ洗うこともあります。
これが真冬に冷たい水だけとなると、なかなかつらい。
特にわが家では、夫のシクロクロス用品など冬場に洗い物が増える事情もあるため、室内でお湯を使えるありがたさを実感しています。

「屋外水栓で洗えばいい」がわが家には合わなかった理由
スロップシンクについて発信すると、「外の水道で十分」「高圧洗浄機を使えばいい」という意見をいただくことがあります。
もちろん、洗うものによってはその方が便利です。
でも、寒い日に屋外でしゃがみながら、冷たい水で20~30分かけて泥汚れを洗うとなると話は別です。
また、わが家が洗いたいのは靴だけではなく、衣類や薄手のスポーツウェアなども含まれます。
たとえば自転車用のジャージは薄くて軽いため、地面に置いて高圧洗浄機を当てれば動いてしまいます。
家の前には人も通るので、水や泥を周囲へ飛ばさないよう気を遣う必要もあります。
「外でも洗える」と「日常的にストレスなく洗える」は別。
冷たさを気にせず時間をかけてしっかり洗えることも、結果的に「汚れをきれいに落とす」ことにつながっています。
スロップシンクでお湯を使うなら水栓選びも重要
わが家では、水とお湯の温度をレバーで調整できる混合水栓を取り付けています。
水だけを使いたいときもあれば、つけ置き用にお湯を使いたいときもあるので、用途に合わせて温度を変えられるのが便利です。
ホースが伸びる混合水栓を選んで正解だった
わが家が選んだ水栓は、ホースを引き出せるタイプ。
靴や大きなものを洗ったあと、シンク内に残った泥や汚れを流すときにも使いやすく、ここは使い勝手を優先してよかったと思っています。
スロップシンク本体だけでなく、「そこで何を洗うのか」を考えて水栓を選ぶのも大切です。
スロップシンクがお湯なしでも十分な家庭は?
ここまでお湯の便利さを紹介してきましたが、すべての家庭に必要だとは思いません。
たとえば、スロップシンクの用途が次のようなものなら、水だけでも十分な可能性があります。
- 園芸用品の土を流す
- 掃除道具をサッとすすぐ
- 夏場のアウトドア用品を洗う
- 基本的に短時間しか使わない
- お湯が必要なときだけ別の場所で対応できる
逆に、わが家のように上履き・スポーツ用品・衣類などをしっかり洗いたい家庭や、つけ置きを頻繁にする家庭なら、お湯を使えるメリットは大きいと思います。
まとめ|スロップシンクにお湯が必要かは「何を・どう洗うか」で決める
わが家ではスロップシンクを3年近く使っていますが、もしもう一度リノベするとしても、お湯が使える仕様にします。
理由は単に「冬でも暖かいから」ではありません。
つけ置きができる。冷たさを気にせずブラシでしっかり洗える。そして洗濯機へ入れる前に、泥や汚れをできるだけ落とせる。
お湯が使えることで、スロップシンク本来の「汚れ物を洗う」という目的を最大限活かせていると感じています。
ただし、庭仕事の道具を軽く流す程度なら水だけでも十分。
これから設置する方は、「スロップシンクが欲しいか」だけではなく、そこで何を洗うのか、つけ置きをするのか、冬場にも使うのかまで想像してから給湯の有無を決めるのがおすすめです。
わが家が実際にスロップシンクを3年近く使って感じたメリット・デメリットや、DIYで設置した費用については、こちらの記事で詳しくまとめています。



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