サンゲツ「リアテックシート」で建売キッチンDIY!プライマーなし施工レビュー

セミ造作でキッチンDIYしたんですが、ブラックキッチンに憧れていたこともあり、木で作った前板の部分には、プロ愛用の高級リメイクシートとして名高い、サンゲツのリアテックを使用しました。

普通のリメイクシートより高くて、約2万円分を注文するのはなかなか勇気がいったんだけど、引き出しや食洗機、パントリーに貼ってみたらイメージ通り。約3年使った今もほとんど剥がれず、水拭きもできて使い勝手も◎。キッチン自体の入れ替えも考えていたので、約2万円でここまで見た目を変えられたなら、やってよかった!というのが結論です。

ということで、この記事では、リアテックを選んだ理由から実際の貼り方、食洗機への施工、約3年使った現在の状態、安いリメイクシートとの違いをまとめてみました。

目次

理想のブラックキッチンを目指してリアテックを購入

じつは私、最初からリアテックを知っていたわけではなく、はじめは普通のリメイクシートを探していました。でも安いものだと、色は黒でも質感がなんとなく安っぽい。「これじゃないんだよな~」と、なかなか理想のものが見つかりません……。

そこでふと思ったのが、「お店とかって、こういうところ何使ってるんだろ?」ということ。内装にこだわっているショップって、カウンターや壁の質感も安っぽくないですよね。そこから店舗内装にも使われるようなシートを探して、リアテックにたどり着きました。

選んだ品番はサンゲツ「リアテック TX5198(鉄錆)」

今回選んだのは、サンゲツのリアテック TX5198(鉄錆)。ブラック基調なんだけど、完全なのっぺりした黒ではなく、光の当たり具合によって程よく錆のような模様が浮かび上がります。これが探していたイメージにドンピシャでした。

本来ならサンプルを取り寄せて確認するところですが、今回は時間優先でいきなり必要な長さを注文。結果的には大成功だったものの、普通のリメイクシートより高いので結構な賭けです(笑)。色や質感にこだわるなら、サンプルやカタログで実物を確認してから注文するほうが無難だと思います。

程よい厚みのあるリアテック。裏面には1cmごとにメモリがあるのでカットしやすい

ちなみに一言で錆系といっても、さすがリアテック。カラバリがかなり多いです。私はインダストリアルな雰囲気が良くて、かなり暗めの色を選びましたが、ブラウンやホワイト系のサビ柄も選べるので、ぜひ好みのものを探してみてください。

リアテック5.5mを購入!かかった費用は21,240円

私が購入したときは10cmあたり368円で、5.5m購入して21,240円でした。

「シートに2万円か……」と注文ボタンを押すのにはなかなか勇気がいりましたが、キッチンの引き出しだけでなく、食洗機やキッチン背面のパントリーにも使えて、それでも4分の1くらい余っています。

もともとはキッチンそのものを入れ替えることも考えていたので、それに比べれば圧倒的に安い。約2万円でキッチン全体の印象をここまで変えられたと思えば、今となってはかなり満足しています。

針葉樹合板にリアテックを直接貼って引き出しをリメイク

リアテックを貼った引き出しの前板は自作したもので、材料はコスパ重視の針葉樹合板。バリを取るために軽くヤスリをかけ、表面を拭いてからリアテックを直接貼りました。今回はプライマーも使っていません。

ペラペラかと思ったら意外と厚みがある

届いたリアテックを触ってまず思ったのが、「思ったよりしっかりしてる!」でした。勝手にペラペラのシートを想像していたんだけど、結構厚みがあって、裏紙を剥がしてもクシャクシャになりにくい。シート自体にピンとハリがあります。

粘着力もかなりしっかりめ。プラスチックのようなツルツルした素材にしっかり圧着したら、貼り直しはかなり難しいと思います。ただ、今回は木材だったので、完全に圧着する前なら位置を少し直すことができました。

もちろん何度も貼り直せば粘着力は落ちるので、基本は一発で貼るつもりで。でも「ちょっとズレてもまだ直せる」と思えるだけで、気持ち的にはなんかラクじゃないですか?(笑)

大きめにカットしてスキージーで少しずつ貼る

貼るときは前板より2~3cmほど大きめにリアテックをカットして、少しはみ出すように貼りました。貼り終わってから前板の側面にカッターの刃を添わせるようにして、余分なシートをカットします。

大きな面積を一度に貼るときは、裏紙を最初から全部剥がさないのがコツ。少しだけ裏紙を剥がして位置を合わせ、スキージーで空気を抜きながら貼ります。ある程度貼れたらさらに裏紙を剥がして……を繰り返しました。

100均のスキージーがかなり使える

ちなみに使ったスキージーは100均のもの。これで十分というか、めっちゃ使えます。

使っているうちに先端のフェルトがボロボロになってくるんだけど、実は交換用のフェルトも売っています。リアテックに限らず、リメイクシートや壁紙など「貼るDIY」をすることが多いなら、ひとつ持っておくと便利です。

前板の角は折り込まず、側面を黒く塗装

ちょっと迷ったのが、リアテックを前板の裏側まで折り込むかどうか。実際に触ってみるとそれなりに厚みがあるので、無理に折り込んだら逆に浮いてきそうな気がしました。

そこで今回は前板の表面に合わせてリアテックをカットして、側面は黒いペンキで塗装。正面から見るとシートと側面の黒がつながるので、それほど違和感はありません。

ただ、折り込んでいないぶん角の耐久性は少し落ちると思います。約3年使って、実際に1か所だけ端が浮いてきました。そこは後から接着剤で付けたところ、それ以降は浮いてきていません。3年でほぼこの程度なので、個人的には十分かなと思っています。

グレーだった食洗機もリアテックで黒くリメイク

引き出しと一緒にどうにかしたかったのが食洗機です。わが家の食洗機はネットで本体を購入したんだけど、前面パネルって別で注文しないといけないんですね。知らずに買ったので、グレーの本体がむき出しの状態でした。

前の家では「まあいっか」と、そのまま使っていました(笑)。でも今回、引き出しをリアテックで黒くしたら、さすがに食洗機だけグレーなのは浮く。ということで、食洗機にも同じTX5198を貼りました。

食洗機のツルツルした面はむしろ貼りやすかった

食洗機の前面にはリアテックをそのまま直接貼っています。表面がツルツルしているので、むしろ木材より貼りやすかったです。

純正の前面パネルは1万円くらいするうえ、色も既製品のキッチンカラーに準じたものが中心。それなら余ったリアテックを貼ったほうが安いし、引き出しとまったく同じ柄にできます。食洗機の前面だけなら、使ったリアテックは1,000円分もないと思います。

スイッチ周りだけ黒いマステでカバー

スイッチ周りは形が細かく、厚みのあるリアテックだとさすがに貼りにくかったので、ここだけ柔らかい黒のマスキングテープを使いました。なるべく元のグレーが見えないようにしています。

約3年経った今もリアテック部分は剥がれていません。一方でマステは、濡れた手でスイッチを押したりすることもあって、そこそこボロボロになってきました。それでも思っていたよりは持ったかな。こうして同じ場所で使ってみると、耐久性の差は分かりやすいです。

ちなみにスイッチまわりのマスキングテープは、mtの幅広マスキングテープを使用しています。ここはリアテックだと厚みがありすぎて素人の私ではうまく貼れなかったので、薄手のマスキングの方が重宝しました。(汚れても安価で取りかえられるしね)。上の写真は施工から3年。マステはそろそろ変え時かなってなってます。

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リアテックをキッチンで3年使ってみた耐久性

施工からだいたい3年。毎日使うキッチンなので水拭きもするし、食洗機の周りなら熱や蒸気もありますが、今のところリアテック自体に大きな剥がれやヨレはありません。

普段のお手入れも、気が向いたときに固く絞ったウエスで拭くくらい。たまに白っぽい汚れがついて少し取りにくいことはあるんだけど、TX5198はもともと錆のような模様が入っているので全然目立ちません。

単色の真っ黒もカッコいいけれど、水垢や油汚れまで考えると、こういう少し表情のあるブラックはキッチンと相性がよかったなと思います。

失敗したのはリアテックではなく下地処理

あえて失敗を挙げるなら、引き出しのないシンク前の広い部分。ここにもリアテックを貼ったんだけど、パテ処理が甘かったところに段差が出てしまいました。

これは完全に私の下地処理の問題で、リアテックのせいではありません(笑)。広い面に貼るなら、シートをきれいに貼ることだけじゃなく、その前の下地をちゃんと整えておくのも大事だなと実感しました。

リアテックと安いリメイクシート、実際に使って感じた違い

私はリアテック以外にも、Amazonで買った安いリメイクシートなどをDIYで使っています。どれも「貼って見た目を変える」という意味では同じですが、実際に使ってみると結構違います。

比較リアテック安価なリメイクシート
質感厚みとハリがあり、質感がいい商品によるが薄めのものも多い
粘着力かなりしっかり木材ではやや弱く感じた
水拭き3年使ってもヨレにくい商品によるが基本不向き
デザイン鉄錆など質感のある柄も選べるシンプルなものが多い
価格高め比較的安い

安いリメイクシートで十分なDIYもある

だからといって、何でもリアテックを使えばいいとは思っていません。冷蔵庫のリメイクではAmazonで買った安いブラックのリメイクシートを使っていますが、単純にマットブラックへ色を変えたいだけなら、それでも十分でした。

ただ、今回のように木材へ直接貼る場合はリアテックより粘着力が弱く感じますし、鉄錆のような質感まで求めるとなると選択肢も少なめ。さらに真っ黒なマットカラーは、水垢や油汚れが意外と目立ちます。

ちょっとしたDIYなら安いシート、仕上がりや耐久性までこだわりたい場所ならリアテック。実際にいろいろ使ってみて、今はそんな感じで使い分けています。

ちなみに安価なリメイクシートは冷蔵庫のカラーチェンジDIYで使用しています。こちらは曲線も多くむしろ薄手のほうがきれいに仕上がるので、うまく使い分けることをおすすめします。

2万円は高かったけど、キッチンならまたリアテックを選ぶ

注文するときは「リメイクシートに2万円……」とかなり迷ったリアテック。でも3年使った今なら、またキッチンをDIYするとしてもリアテックを選びます。

引き出し、食洗機、背面のパントリーまで同じ柄で統一できて、それでも購入した5.5mのうち4分の1ほど余りました。毎日使って水拭きもするキッチンで、3年経ってもほとんど剥がれていないことを考えると、結果的には高い買い物だったとは思っていません。

何より、もともとはキッチンそのものを入れ替えることも考えていたのに、約2万円でここまで見た目を変えられたのがうれしい。「建売キッチンの見た目を変えたいけど、丸ごと交換するほどではない」「安いリメイクシートだと質感がちょっと物足りない」という人には、リアテックを使ったリメイクもかなりアリだと思います。

キッチン全体のDIYの様子はこちらの記事でも紹介してますので、気になる方はどうぞ!

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