DIYを始めようと思って電動工具を探すと、最初にぶつかるのが「インパクトドライバーとドリルドライバー、何が違うの?」問題。
見た目はよく似ていますし、どちらもネジ締めや穴あけに使えるため、DIY初心者には違いが分かりにくい工具です。
実は私もDIYを始めた当初、違いをまったく知りませんでした。
そんな私が最初に買ったのはインパクトドライバー。
理由はかなり単純で、当時見ていたセルフリノベ系YouTuberさんが使っていたから。「自分がやりたいDIYをしている人と同じものを使えば、自分にもできるはず」という発想でした。
その後DIYを続け、今ではインパクトドライバーとドリルドライバーの両方を使っていますが、出番が圧倒的に多いのは今でもインパクトです。
だからといって、すべてのDIY初心者にインパクトをおすすめするわけではありません。
私が実際に両方使って感じるのは、「初心者だからどちら」というより、これから何を作りたいかで選ぶのが一番ということ。
この記事では、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いと、100均DIYや家具組み立てからセルフリノベまで、やりたいDIY別にどちらを選べばいいのかを紹介します。
インパクトドライバーとドリルドライバーの違いは?
どちらも「回転させてネジを締める」という基本的な役割は同じですが、大きな違いは力のかけ方と調整のしやすさです。
| インパクトドライバー | ドリルドライバー | |
|---|---|---|
| 得意な作業 | 長いビス・強い締め付け | 繊細なネジ締め・穴あけ |
| 力のかかり方 | 回転+打撃 | 基本的に回転 |
| 締め付け調整 | トリガー操作などで調整 | クラッチで調整しやすい |
| ビット | 基本的に6.35mm六角軸 | チャック対応範囲なら丸軸なども使用可能 |
| 向いているDIY | 造作家具・壁付け・セルフリノベなど | 家具組み立て・小物DIY・穴あけなど |
| 初心者の扱いやすさ | 慣れが必要 | 比較的扱いやすい |
インパクトドライバーは回転に打撃を加えながら締め込むため、長いビスやパワーが必要な作業を得意とします。
一方のドリルドライバーは、設定した力を超えると空転する「クラッチ」を備えた機種が多く、締めすぎを防ぎながら作業しやすいのが特徴です。
つまり、かなりざっくり分けるなら、
パワーが欲しい → インパクトドライバー
力を細かく調整したい → ドリルドライバー
と考えると分かりやすいと思います。
DIY初心者が最初に買うならどっち?
「DIY初心者にはどちらがおすすめ?」と聞かれたら、私なら作りたいものによって答えを変えます。
100均DIYや家具組み立てならドリルドライバー
100均の材料を使った小物DIY、市販家具の組み立て、簡単な棚作りなどが中心なら、ドリルドライバーで十分だと思います。
特に家具の組み立てでは、ネジを強く締めすぎると材料を傷めたり、ネジ穴を壊したりすることがあります。
クラッチで締め付ける力を調整できるドリルドライバーなら、こうした繊細な作業もしやすいです。
セルフリノベまでやりたいなら私はインパクトを選ぶ
一方、壁付けの棚を作ったり、造作家具を作ったり、さらにその先のセルフリノベまで挑戦したいなら、私は最初からインパクトドライバーを選びます。
実際、現在の私が家具組み立て以外で使うのは、ほとんどインパクトドライバーです。
特に長いビスを木材へ打ち込むような作業では、インパクトのパワーが頼りになります。
DIYを始めた当初はインパクトとドリルドライバーの違いすら知らずに購入しましたが、結果的にセルフリノベまでやるようになった私の場合は、最初の1台がインパクトで正解でした。
実際にインパクトを使って感じたメリット
長いビスを打つ作業がとにかくラク
セルフリノベをするようになると、家具の組み立てとは違い、長いビスを使って木材をしっかり固定する作業が増えてきます。
こうした作業ではインパクトドライバーのパワーがかなり便利。
下穴を開けずにビスを打ち込むような場面では、特にインパクトを使うことが多いです。
※木材の種類や端部への施工など、割れが起こりやすい場合は下穴を開けた方が安全です。
慣れると力加減も調整できるようになる
インパクトドライバーにはドリルドライバーのようなクラッチがない機種も多いため、最初は力加減に少し慣れが必要です。
ただ、長く使っているとトリガーを引く量や音、手に伝わる感覚で「このくらい」と分かるようになってきます。
今では私自身、細かな力加減にもかなり慣れたので、家具組み立て以外はほとんどインパクトを手に取っています。

初心者の頃、インパクトで実際に失敗したこと
ここまで読むと「じゃあインパクトを買おう!」と思うかもしれませんが、初心者だった頃はそれなりに失敗もしました。
力加減が分からずネジをなめる
最初は加減が分からず、そのまま勢いよく回してネジ頭をなめてしまうことが何度もありました。
インパクトはパワーがある分、ドリルドライバーよりも扱いに慣れが必要だと感じます。
手元が滑って木材に傷を付ける
ビットがネジ頭から外れて、その勢いで木材に当たり、せっかく作っていたものに凹みを作ったことも。
今なら笑い話ですが、仕上げ段階でやると結構ショックです。
長時間使うと腕が疲れる
パワーのあるコードレス工具は、バッテリーを含めるとそれなりの重量があります。
短時間なら気にならなくても、何本もビスを打つ作業では腕が疲れてくることがあります。
工具を選ぶときはパワーだけでなく、自分が持ち続けられる重さかもチェックしておくのがおすすめです。
そしてビットをめちゃくちゃなくす(笑)
これは工具の性能とはまったく関係ありませんが、私はビットをものすごくよくなくします(笑)。
作業中に交換して、その辺に置いて、「あれ?どこいった?」までがセット。
DIYを続けるなら、よく使うビットは予備を持っておくと安心です。
私が実際に使っているのはBOSCHの18Vインパクトドライバー
私が使っているのは、BOSCH(ボッシュ)の18Vコードレスインパクトドライバー「IPD118」です。
DIYを始めた頃に購入し、家具作りから自宅のセルフリノベまで使ってきました。
「DIY初心者には絶対これ!」という意味ではありませんが、実際に私がセルフリノベで使っている工具として紹介しておきます。
18Vなのでセルフリノベまで視野に入れている人には頼もしい一方、「たまに家具を組み立てる程度」という人には、もっと軽量な工具でも十分だと思います。
インパクトとドリルドライバー、結局どっちがおすすめ?
最後に、私ならどちらを選ぶかを用途別にまとめます。
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| 市販家具の組み立て | ドリルドライバー |
| 100均DIY・小物作り | ドリルドライバー |
| 簡単な棚作り | どちらでもOK |
| 正確な穴あけを重視 | ドリルドライバー |
| 壁付けの棚 | インパクトドライバー |
| 長いビスを多く使う | インパクトドライバー |
| 造作家具 | インパクトドライバー |
| セルフリノベ | インパクトドライバー |
「初心者だからドリルドライバー」と決める必要はないというのが、実際に両方を使ってきた私の結論です。
小物DIYや家具組み立てを楽しみたいなら、扱いやすいドリルドライバー。
一方で「いつか壁を作ったり、造作家具を作ったり、自宅をセルフリノベしてみたい」というところまで考えているなら、最初からインパクトドライバーを選ぶのもあり。
私自身は違いも分からないままインパクトを買いましたが、その後セルフリノベまでDIYの幅が広がったので、結果的にはぴったりの選択でした。
今の自分の技術ではなく、「これから何を作ってみたいか」で最初の1台を選んでみてください。
インパクト以外の工具もそろえたい方へ
インパクトドライバーやドリルドライバーを選んだら、次に気になるのが「DIYを始めるなら、ほかにどんな工具が必要?」ということ。
私がDIYを10年以上続ける中で、実際によく使っている工具や「最初に持っておくと便利」と感じたものを、こちらの記事でまとめています。
電動ドライバーだけでなく、メジャーや下地センサー、水平器、のこぎりなど、DIY初心者が最初にそろえたい工具10選を紹介しているので、これから工具をそろえる方はあわせてチェックしてみてください。



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