キッチンにタイルシールを貼って3年|安っぽい?剥がれる?実際に使った感想

ブラックキッチンを作るにあたって、ずっと気になっていたのがコンロ周りの真っ白な壁でした。壁紙を貼る場所ではないし、塗装も難しい。新しくキッチンパネルを貼るとなると大がかりだし、そもそもパネルをカットするのがめんどくさい……。

そこで選んだのが、貼るだけで見た目を変えられるタイルシールです。

正直、貼る前は「タイル“風”のシールって安っぽくならない?」と思っていました。ところが実物は想像以上にぷっくりと厚みがあり、貼ってみるとかなり本物のタイルっぽい仕上がりに。施工から約3年経った現在も剥がれや浮きはなく、油汚れもサッと拭くだけなので、結果としてはやってよかったDIYのひとつです。

今回は、実際にキッチンのコンロ周りへタイルシールを貼った方法と、3年間使ってわかった見た目・掃除のしやすさ・耐久性についてまとめます。

ブラック×木目のお気に入りのキッチン。コンロまわりはタイルシール貼って大正解でした
目次

キッチンのコンロ周りにタイルシールを貼った理由

DIY前のキッチン。コンロまわりはよくあるホワイトのキッチンパネル(よく見ると黄ばんでたりする…)

わが家のキッチンは、もともとよくある建売住宅のキッチンでした。そこから既存キッチンを活かし、木製天板やブラックステンレスのシンク、黒い水栓などを取り入れながらDIYしています。

全体がだんだん黒基調になってくると、逆に目立つようになったのがコンロ周りの白いキッチンパネルでした。

蓄積された油汚れによる黄ばみも気になるし、できればここも黒っぽくしたかったのですが、コンロ周りなので壁紙というわけにもいかず、塗装も難しい。新しいキッチンパネルを貼る方法もありますが、材料を用意して、サイズを測って、硬いパネルをカットして……と考えると結構大がかりです。

もっと手軽に見た目を変えられないかと考えて、タイル風のシールを貼ってみることにしました。

キッチン用のタイルシールは耐熱性を確認

タイルシールを探してみると、色も形もかなり種類があります。ただ、今回貼るのはコンロ周りなので、デザインだけで選ぶのはちょっと心配でした。

そこで私が選んだのは、商品説明に耐熱性について記載されているタイルシールです。

とはいえ、今回使ったものはアルミ+ビニール系素材のシールなので、「耐熱=絶対に燃えない」という認識では使っていません。

わが家ではコンロから15cm以上距離を取って施工しています。また、煮込み料理にはホットクックを使うことが多く、火をつけたままコンロから離れて長時間煮込むような使い方もしません。こうした点には気をつける前提で採用しました。

コンロ周りに使う場合は、タイルシールだけでなく使用しているコンロ側の取扱説明書や設置条件なども確認したうえで判断してください。

一方、洗面所など火を使わない場所なら、耐熱性にこだわる必要性も下がるので、もっとデザイン優先でタイルシールを選びやすいと思います。

黒タイル×白目地のデザインをチョイス

安全面を確認したら、次に迷ったのがデザイン。

同じタイルシールでも、タイル1枚あたりの大きさや色、目地の見え方によってかなり印象が変わります。

最終的に選んだのは、黒いタイルに白い目地がはっきり見えるタイプ。ブラックキッチンの中でもタイルの形がしっかり見えて、アクセントになるデザインを選びました。

購入したのは「APSOONSELL」のタイルシールで、10枚セットを2セット使用しています。

実物が届いて驚いたのが、その厚みです。ペラペラのシールを想像していたのですが、思った以上にぷっくりとしていて、表面にはツヤもあります。

この厚みとツヤのおかげか、心配していたほど安っぽく見えませんでした。

タイルシールを貼る前にキッチンパネルを掃除

デザインが決まったら施工開始です。

まずは、タイルシールを貼るキッチンパネルをきれいに掃除しました。コンロ周りなので、見た目では分かりにくくても油汚れが付いています。

こうした油汚れの掃除で普段から使っているのが、リンレイの「ウルトラオレンジクリーナー」。油汚れがよく落ちるうえ、ニオイも柑橘系なので気に入っています。

せっかく貼ったシールが油汚れのせいで剥がれてしまっては困るので、まずは下地をきれいにしてから次の作業へ進みました。

タイルシールの下地にマスキングテープを貼る

掃除が終わったら、そのままタイルシールを貼るのではなく、キッチンパネル全面にマスキングテープを貼りました。

理由は、まず原状回復しやすくするためです。完成してみて「やっぱり思っていたのと違う」となったときに、直接タイルシールを貼るより戻しやすいかなと考えました。

そしてもうひとつが、わが家のキッチンパネルの質感。表面がややザラザラしていたので、直接タイルシールを貼ったときの粘着性が少し心配でした。

そこで一度マスキングテープで全面を覆い、その上からタイルシールを貼る方法を試しています。

カモ井加工紙「BIG BOSS」を使用

今回使ったのは、カモ井加工紙の車両塗装用マスキングテープ「BIG BOSS」です。

キッチンで使うため、熱に強いマスキングテープを探していて見つけたもの。耐熱性・耐候性・耐水性があり、糊残りしにくいタイプです。

ちなみにこれをキッチンパネル一面に貼っていくのですが、テープがピンクなので途中のキッチンはなかなかすごい見た目に。

ちょうどその状態を見てしまった旦那が、

旦那

え、これで完成?!

みたいな反応をしていました(笑)。

もちろん、ここからタイルシールを貼っていきます。

マスキングテープの上からタイルシールを貼っていく

マスキングテープで下地を作ったら、いよいよタイルシールを貼ります。

広い面は位置を合わせながらペタペタ貼っていくだけなので、最初はかなり楽しい作業です。

貼るときに意識したのは、タイルシール同士の目地に継ぎ目がくるようにすること。目地部分をつき合わせながら貼ると、シート同士の継ぎ目がほとんど分からなくなりました。

ただし、問題は端っこです。

壁の端やコンセント周辺になると、一気にパズル状態(笑)。なるべく少ないカットで済むように、余ったシートも組み合わせながら貼っていきました。

コンセントと不要な壁付け照明も移動・撤去

タイルシールを貼るタイミングで、コンロ周りの設備も少し変更しました。

電気工事士の資格を持っている友人にお願いして、コンセントの位置を今までより下へ移動。また、使えなくなっていた壁付け照明も不要だったので撤去してもらいました。

手元灯には充電式のブラケットライトを後付け

電源ひっぱらなくても後付けできるライトが優秀すぎる

もともとの壁付け照明をなくしたことで、コンロの手元灯もなくなりました。

そこで新たに取り付けたのが「funttogo」の充電式ブラケットライト。購入価格は3,199円でした。

USB Type-Cで充電でき、白色系とオレンジ系の2色に切り替え可能。明るさもタッチ操作で3段階に調整できます。

普段はキッチンのペンダントライトだけでも十分なので、毎回使っているわけではありません。ただ、お肉を焼いていて「もう少ししっかり焼き加減を見たい」というときには、手元だけ明るくできてかなり便利です。

壁には土台だけをネジで固定し、ライト本体はマグネットで接続しています。そのため充電するときはライトだけサッと外して充電ステーションへ。わが家の場合、1~2週間に1回くらい、夜寝る前などに充電しています。

電気を引いていない場所でも必要なところに照明を追加できるのでおすすめです。

裏側はこんな感じ。マグネットなので角度調整もしやすいし、外して充電できるのありがたい

キッチンのタイルシールを3年間使ってわかったこと

タイルシールを貼って完成したときは、見た目が変わったことに満足していました。

でもキッチンで使うものなので、本当に気になるのはその後です。

特に「油汚れは落ちる?」「剥がれてこない?」「時間が経つと安っぽく見えない?」という部分は、実際に使い続けてみないと分かりません。

現在、施工してから約3年。その状態も紹介します。

油汚れはクリーナーとウエスで簡単に落ちる

コンロ周りなので、当然タイルシールにも油は飛びます。

でも約3年間使ってみて、お手入れで困ったことはほとんどありません。油が飛んでも、クリーナーとウエスでサッと拭けば簡単に落とせています。

今回選んだのはツヤのある黒いタイルなので、そもそも汚れが目立ちにくいのもよかったところ。

現在は、汚れが気になったときに掃除する程度です。

キッチン天板を拭くついでに、水で濡らし硬く絞ったウエスで拭いてます

本物のタイルより目地掃除がラク

使ってみて意外によかったのが、目地部分です。

本物のタイルの場合、コンロ周りで使うと目地に油汚れが入り込んで掃除が大変になることがあります。

でもタイルシールなら、見た目は白い目地でも実際にはビニール系のシート。油汚れが染み込むわけではないので、タイル部分と同じように拭き掃除できます。

約3年経った現在も、特に目地部分が黒ずむことなくきれいな状態を保てています。

見た目を変えるために選んだタイルシールでしたが、目地のお手入れがラクなのは使ってから気づいたメリットでした。

目地の継ぎ目はここ。普通のタイルならこの白い目地がめっちゃ汚れるけど、シールなので汚れも最小限

3年経っても剥がれや浮きはなし

そして一番心配していた耐久性。

わが家ではマスキングテープの上からタイルシールを貼っているので、施工した当初は「そのうち浮いてくるかも」と思っていました。

ところが、約3年経った現在も剥がれや浮きはありません。

もちろん使用する商品や下地、コンロとの距離などによって状態は変わると思いますが、少なくともわが家の環境では今のところ問題なく使えています。

来客にも「シールだと思わなかった」と言われる

貼る前にもうひとつ心配していたのが、「タイルシールって安っぽく見えない?」ということでした。

でも実際には、家に来た人のほとんどが最初はシールだと思わなかったようです。

「これシールなの?」と聞かれたり、近くで見ても「継ぎ目が分からない」と驚かれたり。

もちろん本物のタイルとは素材そのものが違いますが、キッチンの雰囲気を変えるという目的ではかなり満足できる仕上がりになりました。

キッチンのタイルシールDIYにかかった費用

今回のタイルシールDIYで使ったものと、実際にかかった費用はこちらです。

使用したもの費用
APSOONSELL タイルシール10枚セット×210,500円
マスキングテープ約600円
funttogo ブラケットライト3,199円
合計約14,299円

ライトを除いて、壁のタイルシールDIYだけなら約11,100円でした。

施行するキッチンの広さにもよりますが、タイルシールだけで1万円ほどなので、「シールだから激安」というほどではありません。

それでもキッチンパネルを新しく施工するような大がかりな作業をせず、自分で貼るだけでここまで印象を変えられたことを考えると、わが家では満足しています。

キッチンにタイルシールを貼ってよかった!3年経っても満足

コンロ周りの白い壁をどうにかしたくて始めたタイルシールDIY。

最初は「安っぽくならないかな」「すぐ剥がれないかな」と心配していましたが、約2年使った現在も剥がれや浮きはなく、見た目もきれいな状態を保てています。

機能的には、タイルシールを貼ったから料理がしやすくなるわけではありません。

それでも、白かったコンロ周りに黒いタイルが入ったことで、キッチン全体の印象はかなり変わりました。木製天板やブラックのシンク、水栓ともつながりが生まれ、タイル部分がひとつのアイキャッチになっています。

さらに、油汚れは拭き取りやすく、本物のタイルのように目地汚れを気にしなくていいのも、2年間使ってみて感じたメリットでした。

「コンロまわりの見た目を変えたい。でも大がかりなDIYはしたくない」という人なら、タイルシールを使ったリメイクもひとつの選択肢だと思います。

キッチン全体のDIYの様子はこちらの記事でも紹介してますので、気になる方はどうぞ!

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